2016年12月11日日曜日

外国人お遍路体験に参加しました

1119日に続いて、今年度二回目のお遍路体験講座に参加しました。NPO法人徳島共生塾一歩会が主催する、お遍路文化の体験活動です。今回先達に導かれ、1番の霊山寺から5番の地蔵寺まで(約10Km)を歩きました。今回は特に午前中は霙・霰・雨と寒さの悪天候の中でしたが、午後からは晴天に恵まれました。白衣・輪袈裟をまとい、菅笠と金剛杖を装備し、お寺では声をそろえて般若心経を唱え、無事コースを全うすることができました。この体験を通して遍路文化を世界へ広めていくお手伝いをするのがキャラバン隊の使命と考えています。




日時:平成281210日(土)
場所:鳴門市-板野町(霊山寺・極楽寺・金泉寺・大日寺・地蔵寺)
キャラバン隊:16名(中国10名、台湾・ベトナム各2名、カナダ・フィリピン各1名)
他在住外国人(イギリス・フィリピン・フランス)及び日本人計5名も参加

<参加したキャラバン隊の感想>


キエット(ベトナム)

1210日遍路の感想
 1210日、8時半ごろ徳島駅からバスで出発した。一時間ぐらいかかって、霊山寺に着いた。当日は、少し寒いと感じた。バスの中に、手袋を忘れてしまったから、手が本当に寒さを吸収して、冷たくて氷のようだった。そして、四つのグループに分かれて、私はDだった。Dグループは4人で、Nさん(日本)、Jさん(フィリピン)、ガトさん(ベトナム)と私だった。ほかのグループと違って通訳に頼らずに、主に日本語を話し、先頭を行った。 今回遍路に行ったのは初めてだったから、少し驚いた。遍路に参加した人数は20人以上だが、みんな白衣を着て、菅笠と金剛杖も一人ずつ配ってくれたのだ。しかも10キロ位歩いて、五つの寺に参拝した。今振り返ると、とてもうれしかった。なぜかというと、10キロを歩くのは、遍路にしたら相当短いが、初めての私には、本当に長かったと感じた。足が棒になって、身体全体がだるかった。しかし、とても楽しくて、いろいろな勉強になったと思う。例えば、寺に入る前に、正門で、ちゃんと合掌し、礼拝することもそうだった。帰るときの手順も同じだ。グループのNさんといろいろなことを話し、日本語はもとより、生活についてのことも教えてくれた。今回の遍路でも、たくさんの友達ができて、いい体験だったと思う。歩くのは、身体によくて、仕事のストレスがたまった人にもいい薬になるのではないだろうか。私もリラックスできた。ぜひ、もう一度行きたいと思う。



2016年12月7日水曜日

新聞報道

とくしま異文化キャラバン隊の活動が日本経済新聞に掲載されました。
中学生(あわっ子文化大使)との交流活動や、美波町日和佐八幡神社秋祭りを支援する活動、さらに徳島県生活衛生指導センターと連携する観光サービスへのアドバイス活動が取り上げられました。地域振興に留学生が大きな役割を果たす可能性を示しました。




2016年12月4日日曜日

徳島GGクラブ研修会に参加しました

徳島GGクラブ(善意通訳ボランティアガイドのクラブ)のみなさんと文化の森総合公園にて、英語と中国語によるガイドツアーを実施しました。ガイドと言っても、博物館や美術館について説明紹介するというより、それぞれの空間で思ったことや感じたことを伝え合うというのが目的です。キャラバン隊の7名に合わせて、日本人もチームになり7グループ(英語4・中国語3)に分かれて活動しました。全員で一緒に昼食を取りながら交流を深めました。
次回GGクラブとの研修会は211日を予定しています。






日時:平成28124日(日)
場所:徳島県文化の森総合公園

キャラバン隊:7名(台湾1名、中国6名)GGクラブ参加者:13

2016年11月28日月曜日

ひわさ・にこにこ人権フェスティバルに参加しました

 18回「ひわさ・にこにこ人権フェスティバル-みんなの手、つなげて広がる、笑顔の輪-」にベトナム人学生が参加し、地域の人にベトナムのことば(あいさつ)と文化の紹介をしました。保育所から老人クラブまでまた地域の学校が協力して行う明るい街づくりを目指した交流イベントです。今回参加の学生は、10月の日和佐八幡神社の祭にも参加し、町の人たちと再会することができました。

 バザーのほかにもステージで地域の人たちによるイベントが繰り広げられこれらを楽しみながら、また多くの人に留学生の国を知ってもらう機会となりました。





時:平成281126日(土)
所:日和佐公民館
キャラバン隊:ベトナム2


<参加留学生のコメント>


徳島大学 ファン バン ガト
1126日に第18回ひわさ・にこにこ人権フェスティバルに参加しました。参加したのは初めなので、このイベントについてあまり分かっていませんでした。でも
何か熱心に取り組みたいという気持ちがありました。私のグループには3人の女の人がいて、私の母の年齢に似ていました。子供と一緒にけん玉とヨーヨーとコマという日本の昔の遊びをしました。たくさんの人と会って、私たちはお互いをよく知りたいという気持ちで、そして嬉しい気持ちで話しました。そのとき、まるで自分の親戚といるみたいだと感じました。
今回一番よかったのがベトナムを紹介したことです。私たちのために用意がしてありました。日本人がベトナムに興味を持っていることも分かりました。この展示の前で、めちゃめちゃいい気分でベトナムの文化とベトナムの言葉(簡単なあいさつ)を紹介しました。このイベントの魅力を高めるためにいろいろな活動や演奏が行われました。子供からお年寄りまで皆さんが協力して明るい街づくりを目指した交流イベントだと思います。

あなたが留学生なら、そして地域の人と仲良くしたいなら、次回ぜひ参加してください。


徳島大学 グェン トゥアン キエット

18回ひわさ・にこにこ人権フェスティバルに参加して
私とガトさんと先生の3人は、「第18回ひわさ・にこにこ人権フェスティバル」に参加していた。そのフェスティバルは、毎年11月に、日和佐で行われているものだ。私たちは、JRの汽車で行く途中、窓の外の景色を眺めるのもいい体験だったと思う。私にとって、今回は、2回目の日本の汽車に乗る体験だった。初めては、関西空港から梅田駅までだった。多少困ったこともあった。今回は2回目だったので、日本の汽車の便利さを感じた.本当に速いし、車掌さんの態度も優しくて親切だった。私とガトさんは、勝瑞駅から、徳島駅まで行ってそこで待ち合わせて3人で一緒に行った。1時半間ぐらいかかって、着いた。
そのフェスティバルは、3階建ての公民館で行っていて、舞台も派手な飾りをして、とてもにぎわっていた。10時ごろ、フェスティバルが始まり、みんな少しずつ増えてきて、盛り上がった。おじいさんとおばあさんは年を取っているにもかかわらず、元気を出して踊っていた。また、小学校の子どもたちは、笑顔で、楽しい踊りをした。頑張って演芸をしているお年寄のおじいさんとおばあさんと子供たちの姿を見て 私は前よりもっともっと人生の意味を感じ、この人生を大切にしたいと思った。
今回は、いろいろな年齢層の人に私たちの母語のベトナム語を教える機会があった。簡単なあいさつですが、とても面白く、みんな学びたい様子で、大変嬉しかった。そして、たくさんの人と話して、折り紙の鶴の折り方も教えてもらった。特にいろいろなものを買って帰った。そのうち、野菜とイチゴの木が一番多かった。実がつくまで、大事にするつもりで楽しみだ。

今回のフェスティバルに参加して、いろいろな勉強になった。それは日本人の精神、それと生き方が分かってきたことだ。